次世代のLEDランタン、ゴールゼロがただ者じゃない!
- 2020.08.20
- キャンプギア
あなたは、ゴールゼロのLEDランタン、「Lighthouse micro」というランタンをご存知ですか?
ゴールゼロというメーカーは、アメリカで誕生したメーカーです。最近では日本でも流通量が増え、多くのユーザーから注目度が上がってきている話題のLEDランタンです。
今回は、筆者が使ってみた感想とともに、ゴールゼロのLEDランタンについて細かくご紹介。これさえ読んでおけば、ゴールゼロの魅力が全部わかりますよ。
それでは、早速みていくことにしましょう。
ゴールゼロってどんなメーカー?
ゴールゼロ(Goal Zero)は2008年にアメリカのユタ州で設立された会社です。
日本のキャンプシーンにおいては、LEDランタンが人気ですが、本来のゴールゼロのメイン商品は、携帯用の太陽光発電機器です。
その背景には、当時、創設者であるロバートワークマン氏がNPOとしてコンゴで活動していた時に、電気を使えない人々を目にし、電気の使えない貧困層をなくしたいという思いがあったそうです。
現在では、その品質の高さから、アウトドアや災害時はもちろん、普段の外出時などのバッテリー充電やランタンなど、あらゆるシーンで大きな支持を得ています。
ゴールゼロのLEDランタンの基本情報
それでは早速ゴールゼロのLEDランタンの基本情報を紹介していきます。
正式名称 | Lighthouse micro(色々な種類がある) |
サイズ | 約93×37.75mm |
バッテリー容量 | 9.62Wh(3.7V、2600mAh) |
明るさ | 150ルーメン |
防滴・防水性 | IPX6 |
点灯時間 | 約7時間~170時間 |
充電時間 | 約3.5時間 |
上で述べた通り、ゴールゼロのLEDランタンには色々な種類があります。
- Lighthouse micro:一番スタンダードなタイプ
- Lighthouse micro flash:懐中電灯の機能が付与されたもの
- Lighthouse micro charge:懐中電灯機能+充電バッテリー機能
今回は一番機能のついている3つ目の「Lighthouse micro charge」をベースに解説を進めていきます。
ちなみに、ライトハウスの意味は”灯台”という意味だそうです。確かに言われてみると、灯台を彷彿とさせる形だと気づかされますね。
次の見出しからは、ゴールゼロの魅力をご紹介していきます。
ゴールゼロの魅力①USB充電ができること
1つ目のゴールゼロのLEDランタンの魅力は「USB充電ができること」です。
LEDランタンは、乾電池式が主流ですが、乾電池だといつ電池が切れるのかわからないので、替えの乾電池も荷物に入れないといけません。
しかし、ゴールゼロは、USBによる充電が可能で、そこの部分にUSBの端子がついているためケーブル等もいらず、モバイルバッテリーで簡単に充電をすることができます。(充電時間は約3.5時間)
電池の残量はインジケーターで確認できるようになっています。大体の消耗ペースもわかるのは嬉しい機能ですよね。
- 4つ点灯時・・・電池残量100%
- 3つ点灯時・・・電池残量75%
- 2つ点灯時・・・電池残量50%
- 1つ点灯時・・・電池残量25%
ゴールゼロの魅力②コンパクト・軽量
ゴールゼロの2つ目の魅力は、サイズが約93×37.75mm、重量が72.6gとコンパクトかつ軽量なこと。
そのコンパクトさゆえに、容易に持ち運びが可能で、LEDランタンの中では破格の小ささです。私は、キャンプ場では常にボディバッグに入れています。
特に、登山などに行く方にはぴったりで、ちょっとした時のライトにゴールゼロは適しています。ヘッドライトはいざという時に電池を残しておきたい、夜中のトイレやバッグの荷物を探す場合などは、ゴールゼロを使うのがオススメです。
また、筆者はゴールゼロを持ち運ぶには、無印良品のコンパクトポーチ(税込590円)に収納しており、2つ入れるのにピッタリな大きさなので非常に重宝しています。
ゴールゼロの魅力③嬉しい3つの点灯モード
最後のゴールゼロのLEDランタンの魅力は、3つの点灯モードです。点灯モードはフラッシュモード・ハイモード・ローモードの3つ。
まずはフラッシュモードを試してみました。フラッシュモードは120ルーメンの明るさで、連続点灯時間は約8.5時間です。
また、どの点灯モードにもスイッチを長押しすることで無段階に明るさを調整することができ、フラッシュモードの場合、最低の明るさで20ルーメンまで調整することが可能です。
フラッシュモードの場合、20ルーメンの明るさだと、カタログ値だと約100時間持つと言われています。
明るさとしては十分な明るさで、夜のトイレやバッグの荷物を探す際にはちょうどいい明るさだと感じました。
次にハイモード。こちらは明るさは150ルーメンで連続点灯時間は約7時間です。フラッシュモードと違って下方向に向かって配置されている4つのLEDライトが光る仕組みになっています。
また、こちらも無段階調整が可能で、下限の明るさはこちらも20ルーメンです。
ハイモードの場合、20ルーメンの明るさだと、カタログ値だと約80時間持つと言われています。
フラッシュモードやハイモードを使用する場合は、持って7~8時間なので、1泊2日のキャンプが限界かなと感じました。
最後にローモード。こちらの明るさは、マックスで75ルーメンで、連続点灯時間は100時間です。
下限は10ルーメンとなっており、最大170時間点灯すると言われております。
フラッシュモードMAX(120ルーメン) | 約8.5時間 |
フラッシュモードMIN(20ルーメン) | 約100時間 |
ハイモードMAX(150ルーメン) | 約7時間 |
ハイモードMIN(20ルーメン) | 約80時間 |
ローモードMAX(70ルーメン) | 約100時間 |
ローモードMIN(10ルーメン) | 約170時間 |
ゴールゼロのLEDランタンを使う際の注意点
ここでは、ゴールゼロのLEDランタンを使用する上で、少し気になった点を3つご紹介します。
充電機能
まず最初に注意したいのが、「充電機能」です。
充電機能については、「Lighthouse micro charge」のタイプでゴールゼロからスマホへの充電も可能になるという機能。しかし、通常ランタンを使用する上では、あまりオススメしません。
当たり前のことですが、充電機能は、LEDランタンの電池残量を大きく減らしてしまうからです。
試しに、ゴールゼロの電池量が満タン時に0%のスマホを充電したところ、80%まで充電したところでゴールゼロの電池がなくなってしまいました。
スマホ一台を充電するほどの電池はないようです。(※スマホのバッテリーの状態にもよることをご了承ください)
本当に緊急の時以外は充電機能は使わない方が賢明かもしれません。
ボタンが押しづらい
2つ目はボタンが少し押しづらいということです。ゴールゼロの点灯スイッチは、フラッシュモード部の蛍光色のボタンがスイッチです。
かなり気になるほどではありませんが、本体自体が小さいためボタンも小さく、少し強めに押さないと点灯しません。
とはいえ、そのような仕様になっているのは、おそらく、ふとしたタイミングでバッグ内で勝手についてしまわないようにするためだと思われます。
デモモード
最後は、注意点というよりは、購入して最初にやるべきことです。
ゴールゼロのLEDランタンを使う際ですが、開封後はデモモードという数秒で消灯するモードに設定されており、使用前にそれを解除する必要があります。
解除の方法はランタンの底に付いているUSB端子をお持ちのUSBポートに差し込むとデモモードを解除することができます。
また、USBポートをお持ちでない場合、スイッチを10秒長押しするか、スイッチを5回押して6回目で長押しするかで、デモモードを解除することができます。
まとめ
ゴールゼロは、コンパクトかつ軽量で非常に使いやすく、大きな欠点も見当たらないほど素晴らしいLEDランタンです。
デザインも小さいのに洗練されており、山からキャンプからあらゆるシーンでアウトドアを楽しむ方は一つは持っておきたいたいLEDランタンだと感じました。
この記事を読んで少しでもゴールゼロのLEDランタン、「Lighthouse micro」の良さが伝われば幸いです。
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