超便利!キャンプでフライパン料理5選

超便利!キャンプでフライパン料理5選

キャンプで使う調理器具は、普段使っているものとは違い、アウトドアに特化したものが沢山あります。四角い鍋や非常に軽いものなど、見ているだけでワクワクしてきます。今回は、初めての人でも安心して使える、アウトドア用のフライパンと料理をご紹介します。

アウトドア用のフライパンとは?

家庭用のフライパンと異なり「軽く」「収納性に優れている」のが特徴です。キャンプでは家庭用のガスコンロやヒーターではなく、炭火や焚き火で調理をすることが多いので、非常に高い火力にも対応できる鋳物で出来た分厚いものから、ソロキャンプに向いた薄く持ち運びやすいものまであります。

アウトドア用フライパンの特徴

特徴①:取っ手

家庭用との大きな違いは、この取っ手です。本体に沿うようにたたむことが出来るのが特徴で、ソロキャンプでバックパック1つに全ての荷物を入れて行く場合には、無駄な空間が出来ずに収納することが可能です。

また取っ手はゴムでカバーされており、熱くても調理が出来るような嬉しい工夫もされています。私はアウトドア用のフライパンを3つ持っており、1つは取り外し式の取っ手、カバー無しの取っ手、カバー付きの取っ手とそれぞれ異なる形状をしています。何を作るかでどれを持っていくかを決めますが「今日はこれが良いな」と気分で決めることもあり、道具好きの私としては嬉しい時間です。

特徴②:重量

アウトドア用のフライパンは用途に合わせて様々な種類がありますが、今回ご紹介するフライパンは、汎用性が高さを持ちながらも、軽量なタイプです。重量は182gで、持ってみると「軽!」とつい口に出したくなるほどです。なのにキャンプでは問題なく使える機能性に、いつも驚かされます。

特徴③:汎用性

「アウトドア用だから家で使うようには使えないよね」と心配になりますが、表面にはフッ素加工が施されたり、焚き火の高火力に耐えられる厚さであることで、フライパンで代表的な焼くや炒めるの他「炊く」「揚げる」「蒸す」などの調理も問題なく出来ます。軽さと機能性、収納性まで備えたオールラウンダーが、このアウトドア用フライパンです。

アウトドア用フライパンの注意点

燻製は苦手

特に加工が施されていない鉄製では問題ありませんが、加工が施されたり、薄く軽いフライパンでは、空焚きに近い調理法の燻製は、本体が歪んだり加工が取れてしまう可能性があります。道具の寿命も縮めてしまうので、燻製は専用の道具日、分厚い鉄製のフライパンを使うのが良いです。

フライパン料理5選!

今回はフッ素加工が使われ、軽くて丈夫なフライパンを使った料理をご紹介します。ソロキャンプに向いたものから、ちょっとしたお酒のつまみまで、少し変わったものを作ってみました。是非参考にされてください。

料理①:タラの芽揚げ

山菜の代表格、タラの芽を使った揚げ物です。材料を揚げるだけというシンプルな調理法ですが、素材本来の味を楽しむ調理法としては、天ぷらをはじめとした揚げ物がオススメです。

山菜は特有の苦味を持ちながらも、一般的な野菜には無い深い味があり、一度食べたらヤメラレナイのが山菜の魅力です。今回は栽培されているものを使っていますが、山にある天然物は特に美味しく、私もよく行く山に山菜スポットが幾つかあります。

材料

  • タラの芽
  • 片栗粉
  • 塩コショウ

作り方

軽く水洗いしたタラの芽に片栗粉をまぶし、160℃くらい(キャンプでは温度が分からないので、クズ野菜などを入れてすぐに浮くくらい)の温度で揚げます。時間は30秒くらいで軽く揚げる程度で大丈夫です。
油は家庭の揚げ物の様にたっぷり入れるより、多めの油で揚げ焼きする程度でやると、その後の油の処理にも困らずに済みます。

料理②:揚げ餅

キャンプをはじめとしたアウトドアでは、家を離れて冷蔵庫のない場所で過ごすので、保存性の高い食材が好まれます。日本特有の食材であるお餅は、高い保存性と独特の触感、調理次第で多彩な顔を見せてくれる魅力的な食材です。

今回の揚げ餅は、表面はサクサク、中はトロ~リとした食感が楽しめ、ファミリーキャンプでお子さんにも喜ばれる一品です。

お正月で大量に余ってしまったお餅も、キャンプでは欠かすことが出来ない貴重な材料。揚げ餅はオススメです。

材料

  • 切り餅1個
  • 油適量
  • 塩コショウ
  • パセリ

作り方

切り餅を三等分、多めに入れて加熱した油で揚げ焼きにします。表面がパリパリになり、触れると餅特有の柔らかさを感じるようになったら火から離します。
塩コショウと飾り香り付けのパセリをかけて完成です。

料理③:豚のホルモン味噌炒め

ご飯にピッタリの豚のホルモンを使った炒めものです。加工済みの野菜炒めを使っているので、材料を入れて炒めるだけの簡単な工程で調理できるので、時間がないときや、とりあえず沢山食べたい時にはオススメのメニューです。


このメニューの特徴は、調味料の味噌。粉状にしたものが使われており「普段味噌は使わないし、余って持ち帰っても保存が・・」とか「次のキャンプまで使わない」等の悩みが解決される、保存性や携行性に優れた味噌です。

保存や携行性に優れているだけでなく、味噌をまんべんなく振りかけることができるので、ムラ無く味を整えることが出来るのも、とても嬉しいポイントです。

材料

  • 豚ホルモン(加熱済み)50g
  • カット済み野菜炒め1袋
  • 味噌適量
  • 塩コショウ適量

作り方

まずホルモンを炒めます。加熱済みなので火の通りを気にして炒める必要はありません。肉にしっかり味をつけたい場合はこの時点で塩コショウを一度入れても良いです。次に野菜を入れて炒めます。カット野菜の中身は何でも大丈夫ですが、薄く切られているタイプのものがオススメです。

野菜に火が通り柔らかくなったら、塩コショウと味噌を全体にまぶすようにかけて炒めて完成です。

豚と味噌の相性が抜群で、ご飯が無限に進んでしまいますよ。

料理④:餅甘味噌あんかけ

キャンプでは作る機会が少ない甘いメニュー。クリームや生地など、キャンプでは作るのが面倒なため、デザートは持ち込むことが多いですが、前述の餅など保存性の高いものを使えば簡単に作ることが出来ます。

餅に付ける甘味噌は食材が使い回せるように、フリーズドライの味噌汁を使ってみました。キャンプでのちょっとしたおやつにピッタリです。

  • 切り餅1個
  • フリーズドライの味噌汁1個(普通の味噌でも)
  • 砂糖大さじ1
  • 水適量
  • 片栗粉適量

油を引いたフライパンにお餅を入れ、中火で焼いていきます。表面にパリパリになりだしたら裏返して両面を焼き、お餅に火が通ったら一度フライパンから離します。

フライパンに水を沸かし、沸騰したら火を止め、味噌と砂糖を入れます。水で溶いた片栗粉を再度加熱した味噌に投入し、トロミが付いたら餅にかけて完成です。

料理⑤:テリマヨ焼き飯

キャンプで作りすぎたご飯。翌日には水分が抜けて固くなり、そのままではちょっと食べづらくなりますが、一工夫すれば美味しい焼き飯に早変わりします。

今回はトースト用のテリマヨを使って、シンプルだけどクセになる焼き飯を作りました。炒める事で香ばしさも増す、食欲をそそられる一品です。

トースト用のソースは他にもツナマヨやピザソースなど、ご飯との相性が合うものが多く持ち運びもしやすいので、好きなソースと合わせて楽しんでみるのが良いです。

材料

  • 白飯0.5合
  • テリマヨソース適量
  • 塩コショウ
  • パセリ適量

作り方

白飯に事前にテリマヨを混ぜ込んでおきます。ソースに油分が含まれているので、油を引く必要はありません。フライパンにご飯を入れ、中火で炒めていきます。

ご飯に焼き目が付くまで炒め、味見をして足りなかったら、ソースを足したり塩を加えても良いです。テリマヨの味を強調したい場合は、完成した後に少しソースをかけるのもオススメです。

アウトドアフライパンで料理を楽しもう

アウトドア用のフライパンは、キャンプで使うのに必要な機能性を持ちつつ、軽量で持ち運びやすいなど、ユーザーのニーズに応えた非常に便利なアウトドアギアです。
焼く、煮る、炒める、揚げるなど、様々な調理法をひとつの器具でこなせるほど汎用性が高く、人数や用途に合わせたサイズやバリエーションも豊富、一度使ったら手放せなくる頼れる相棒になってくれます。
アウトドア用フライパンで料理にどんどん挑戦して、思い出に残る料理とキャンプを楽しんでくださいね。