クレイジークリーク社のヘキサライトを徹底レビュー!軽量でコンパクトな座椅子!

クレイジークリーク社のヘキサライトを徹底レビュー!軽量でコンパクトな座椅子!

アウトドアでリラックスした気分を味わうために、アウトドア用のチェアは、もっとも重要な道具のひとつです。お気に入りの場所を見つけて、アウトドア用のチェアを設置すれば、ゆったりと、その場所になじむことができます。

キャンプブームにより、各社から、さまざまな椅子が販売されていますが、アウトドア用の座椅子があるのはごぞんじでしょうか?

アウトドア用の座椅子の中でも、CRAZY CREEK(以下クレイジークリーク)社のヘキサライトは軽量でコンパクトになり、開くだけで、どこにでも座ることができます。どこへ行くにも、つい持ち出したくなる魅力をご紹介しようと思います。

クレイジークリーク社とは?

出典:https://aandf.co.jp/

クレイジークリーク社はアメリカで最初に国立公園となった、イエローストーン国立公園のゲートタウンである、モンタナ州レッドロッジにあります。1987年に設立され、40年以上もの歴史がある会社です。

クレイジークリークのオリジナルチェアという製品は名前のとおり、アウトドア用の座椅子の元祖です。クレイジークリークと聞けば、シンプルなつくりで座り心地のよい、オリジナルチェアを連想するかたが少なくありません。アウトドアギア好きならば、必ずどこかで目にしたことがあるかと思います。

クレイジークリーク社からは用途にあわせて数種類の座椅子が販売されていますが、今回ご紹介するヘキサライトは軽量化とコンパクトさに特化した製品になります。

ヘキサライトの魅力

軽量でコンパクトになる

ヘキサライトの重さは590gほどです。500mlのペットボトルの重さと、ほとんど変わりません。片手で持ちあげることができるほど軽いので、どこへ行くにも重さを気にせずに持ち出すことができます。

また、折りたたんだ状態はФ12×42cmとコンパクトです。フレーム付きの通常のアウトドアチェアと比べて持ち運びにわずらわしさが無く、バックパックの側面のボトルホルダーにも収納することができます。

上部にはカラビナなどをひっかけることができる、ループがあります。持ち運びの時、バックパックなどに固定できるので便利です。

バランスの良い素材を使用

ヘキサライトの外側の素材は210デニールのリップストップナイロンです。

そもそも、デニールとはなにか?というと、ナイロンなどの化学合成繊維の太さを測るのにもちいる値のことです。かんたんにいえば、デニールの値が多いほど強い素材だということです。

では210デニールはどれほどの強度があるのでしょうか?同じ素材はバックパックにも使われています。山登りで茂みの中を進んだ時に、枝などに引っかけてしまっても、破れないほどの強度があります。

210デニール以上ですと、400や1000デニールもアウトドアギアの素材としておなじみです。400や1000デニールの素材は強度は強くなりますが、そのぶん素材自体が重くなります。

ヘキサライトが210デニールを使用しているのは、軽量化と強度のバランスが丁度いいからです。

小石が多い、地面の状態が悪い場所で、なんども使用していますが、今のところ床面におおきなダメージはありません。防水性がない素材なので、湿った場所ででの使用は注意が必要です。本体にしみ込んだ水分で、ズボンを濡らす恐れがあります。

頑丈なフレームが生みだす安定感

ヘキサライトの座面と背面には、左右にカーボン製のフレームが入っています。頑丈なフレームなので、上半身の重みで背面がくずれることがありません。安心して後方に上半身をあずけることができます。

また、座っている最中に、最も力が加わる部分は、厚手のゴムのような素材で補強がしてあります。この補強により、フレームがチェアの表面を突きやぶって飛び出すリスクを軽減しています。

こだわったフォーム素材

座面と背面にはハチの巣のようなフォームを使用しています。このフォームの形状により、お尻や背中の部分にかかる体圧をバランスよく分散することができます。身体の一点に圧がかからないので、やさしい座りごこちです。

使い方と使用感

収納している状態のヘキサライトです。

プラスチック製ロックをはずし、丸まっていた本体を広げます。

2つおりになった状態から、本体の背面を立ちあげます。

座面に座り、左右にあるストラップを握ります。ストラップを引くことにより、背もたれの角度の調節ができます。

ストラップを緩めれば、後方にリクライニングします。

背もたれを、自分が心地いいと思う場所に調整してから、両足を前方に投げ出して座ります。

個人的には上の写真のように、膝を立て、ロッキンチェアのように身体を揺らしながら座るのがお気に入りです。一見、不安定に見えますが、安定感があり、長時間座ってもつかれません。

ストラップを極限まで緩める、もしくははずしてしまえば、好きな場所で寝転がることができます。

真夏のテント泊で、テントマットのかわりにヘキサライトを使ったことがあります。テントマットに比べて、フォームがうすいので、これだけで一晩を過ごすのは快適ではありませんでした。出かけた先で、すこしだけ寝転がるための使用ならば、おすすめします。

使う場所を選ばないのが便利!

日常生活で気張らずに使うことができる

軽量でコンパクトなヘキサライトは、気に入った場所で広げて座るだけで、その場所がリラックススペースに早変わりします。ローテーブルを一緒に持ち出して、庭や公園でほっと一息の、プチアウトドアにもおすすめです。

秋の運動会、夏の花火大会などで、一般的なアウトドアチェアを使うと、後ろにいる人の視界をさえぎってしまうことがあります。ヘキサライトならば、低い位置に座るので、余計な気をつかうことなくイベントを楽しむことができます。

一般的なアウトドアチェアは足があるので、室内で使った場合、フローリングや畳を傷つけてしまう恐れがあります。ヘキサライトならばその心配はありません。畳の上でリラックスすることができます。室内用の座椅子に比べて軽量なので移動もラクラクです。

キャンプや登山、本気のアウトドアでも活躍

ヘキサライトは足のない座椅子なので、テントの中での使用にも向いています。テントのフロアを傷つける心配がないからです。

電車やバスなどの公共交通機関を使ったキャンプや登山など、バックパックに入れる荷物の重量を減らしたい場合も、ヘキサライトは500mlのペットボトル程の重量なので、重さを気にせずに持ちだすことができます。

登山で小休止をする際にヘキサライトがあれば、背もたれがあるので、快適に身体を休めることができますよ。

ヘキサライトは廃盤商品!?

出典:https://www.crazycreek.com/

ヘキサライトは現在、廃盤商品になっています。けれども、ご安心ください!商品名がHEX2.0になって販売されています。

HEX2.0の変更点は座面のフォーム素材のパターンが変わったことです。公式サイトによると、さらに座り心地が向上しているようです!

フレームの素材、折りたたんだ状態と広げた状態のサイズ、などの基本的なスペックには大きな変更はありません。ただ、フォームが変わったぶん、重量が少し増えて、610gになっています。

さいごに

いかがでしたか?クレイジークリークのヘキサライトは軽量、コンパクトでどこにでも連れ出したくなるチェアです。屋外、室内問わず、さまざまなシチュエーションで使用できるので、ひとつ持っていればとっても便利ですよ!

国内での販売はアウトドア用品の代理店として有名な、A&Fです。ショップで見かけたら、ぜひ座ってみてくださいね!