キャンプ初心者必見!短い時間でテント設営する方法【一番大事なのは「順序」です】

キャンプ初心者必見!短い時間でテント設営する方法【一番大事なのは「順序」です】

テント設営はキャンプの醍醐味でありながらも、できればさっさと終わらせて家族でアクティビティを楽しんだり、焚き火やバーベキューを楽しんだりしたいところ

では短い時間でテントを設営するにはどうしたらいいのでしょうか。

実はテント設営を短い時間で終わらせるための方法があります。それは次の3つです。

  • 効率の良い「順序」でテント設営する
  • ペグとハンマーを買い換える
  • 事前にテント設営の練習をしておく

わが家でもこの方法を実践しており、かなり大型のシェルターとテントを使用していますが、およそ1時間で設営とセッティングまで完了可能です。

ということで本記事では、「短い時間でテント設営する方法」について解説していきます。

特に家族でキャンプへ出かける予定の方や、キャンプ初心者の方は大きく設営時間を減らせますよ。ぜひ最後までチェックしてみてください。

方法①効率の良い「順序」でテント設営する!

テント設営をするのに時間がかかってしまう大きな原因の1つが効率の悪さです。

荷物を移動させたり、テントやタープを設営しなおしたりすると、どうしても余分に時間がかかります。家族連れなら、子どもへの対応にも時間を取られてしまうでしょう。

テント設営をする上で一番重要なことは「順序」です。家族連れであっても次の順序でテントを立てることで、効率良く短い時間で設営を完了できます

  1. テント設営場所選び、および整地
  2. 荷物を置いていく場所を確保
  3. 荷物を出しながら机・椅子の設置
  4. タープを設営
  5. テントを設営
  6. ダイニング・キッチン・寝室のセッティング

ではそれぞれの手順について見ていきましょう。

手順1:テント設営場所選び、および整地

まずテントの設営を始める前に、設営する場所を選びます。

地面がデコボコの場所や坂になっているような場所にテントを設営すると、寝づらく後悔することになります。次のような条件に合う場所を選びましょう。

  • 地面にデコボコがない
  • 大きな石が埋まっていない
  • 坂になっていない
  • 均等に芝や草が生えている (寝る時のクッション代わりになる)

電源を利用する場合などは、電源に近い方にテントを設営した方がいいです。タープ側に電源があると、タープ内をコードが横切って足をひっかける可能性があります。

またサイト内に木が生えていれば、木の逆側にテントを設営するのがおすすめです。木影を有効活用できるとともに、ロープを木に結びつけることによって、キャノピーを跳ね上げたりもできます。

手順2:荷物を置いていく場所を確保

次にテントを設営する場所から少し離れた場所にシートを広げて、荷物を置く場所を確保します。

ここに車から荷物を下ろしていくことになります。テントやタープを出すのに邪魔になる荷物はすべてシートの上に乗せていきましょう。

子どもが必要になりそうなものをすべて出しておくと、子どもたちは自分で考えて持っていくようになります。「おもちゃ取ってー」という声で作業が中断されることもなくなりますよ。

手順3:荷物を出しながら机・イスの設置

次に車に乗っている荷物を、シートの上に移動していきます。荷物を下ろすのと同時に、机やイスは空いたスペースにセッティングしておきましょう。

テントのセッティングを行う時間帯はお昼前後。遊び始めた子どもたちは、お腹がペコペコになっています。

そんな時はセッティングしておいた机とイスで休憩や食事をしましょう。可能であれば、木影にセッティングしておくのがベストです。

なお机はわざわざ準備が大変な大きなテーブルを出す必要はありません。移動のしやすいコンテナボックスを利用するといいでしょう。

ちなみに上がたいらになっているクーラーボックスを代用できれば、食材や飲み物も取りやすくて一石二鳥です。

手順4:タープ・シェルターを設営

ここまで済んだらタープやシェルターを設営し始めます。

テントを先に設営する人も多いと思いますが、僕は圧倒的にタープやシェルターを先に立てる方がおすすめです。利用は次の5つです。

  • タープの方が設営に広いスペースが必要になる
  • タープを立てることで日影を確保できる
  • タープを立てることで雨よけが確保できる
  • タープを立てれば荷物の移動が可能になる
  • タープは設営後に位置の微調整ができないがテントはできる

物にもよりますが、タープを先に設営したほうが全体の作業は効率良く行えます。途中で天気が崩れた場合も助かるため、こだわりのない人はタープから先に設営したほうがいいでしょう。

タープさやシェルターさえ設営してしまえば、テント設営と同時に荷物の運び込みもできます。ここからは子どもに声をかけて手伝ってもらうのもありですね。

手順5:テントを設営

次にテントの設営を行います。

設営する場所にグラウンドシートを敷いてから、テントを立てていきましょう。

ほとんどのテントはペグダウンさえしなければ、位置の微調整が可能です。連結するタープやシェルターにしっかりと位置を合わせてからペグダウンすると、やり直しが少なくなりますよ。

手順6:ダイニング・キッチン・寝室のセッティング

最後にダイニング・キッチン・寝室のセッティングを行っていきます。

個人的には、ダイニングとキッチンの距離はなるべく近いほうがいいです。理由は調理しながら食べ始めるケースが多いから。全体的にコンパクトなほうが、飲み物を取りに行ったり食事を運んだりする手間が断然少なくてすみます。

またこのタイミングで寝室のセッティングまでやりきっておきましょう。暗くなってからマットや寝袋の準備をするのは、思っているよりずっと手間と時間がかかります。

これで設営はすべて完了です。ここまでを1時間以内に済ませられると、かなり時間的に余裕がもてますね。

方法②ペグとハンマーを買い換える!

テントを設営するときにもっとも時間がかかってしまう作業が「ペグ打ち」です。

仮にテントとタープを合わせておよそ20本のペグを1本につき1分で打つとすると、それだけで20分かかってしまいます。

しかしペグとハンマーを買い換えれば1本のペグでおよそ20秒、20本打っても約7分でペグ打ちを終えることも可能です。

ぜひ作業しやすい、しっかりとしたペグとハンマーに買い替えましょう

テントを買ったばかりの頃は付属のペグを利用すると思いますが、ハンマーで叩きにくいうえに、硬い地面には刺さりにくいです。地面が固すぎて折れてしまった経験がある人も少なくないでしょう。

付属のペグから市販されているしっかりとしたペグに買い換えることで、作業効率は大きく改善されます。

ペグは頑丈で、さらに先が細くなっていて地面に刺さりやすいデザインのものを選びましょう。

またペグと同様に重要になるのがハンマーです。軽すぎるとペグに力が伝わらず、地面に刺さっていきません。

ハンマーは握りやすく、扱いやすい中でなるべく重いものを買いましょう。迷ったら2ポンド (約0.9kg) ぐらいが丁度いいです。しっかりとした重さもありながら、扱いやすさもあります。

方法③事前にテント設営の練習をしておく!

一番避けなければいけないのはキャンプ場に着いてテントの設営方法が分からない、というやつです。できれば前もって実際にテントを広げて、設営の練習をしておきましょう

テントを組み立ててみると、意外とロープが短かったり、ポールをはめ込むのに力が必要だったりすることに気付くはずです。それに組み立て手順が頭に入るので、本番の設営は練習の半分ぐらいの時間で組み立てられます。

家の中でも、がんばれば設営できちゃいます。ただし余裕があれば近くの公園や広場などを利用するといいですね。

ちなみに各メーカーともテントの設営方法の動画を作成しているほか、個人で設営方法の動画をアップしている方も多くみえます。練習が無理なら、動画を見てイメージトレーニングしておくのもありでしょう。

テント設営を工夫して最高のキャンプを見つけよう!

本記事では短い時間でテント設営する方法について以下の3種類を紹介してきました。

  1. 効率の良い「順序」でテント設営する!
  2. ペグとハンマーを買い換える!
  3. 事前にテント設営の練習をしておく!

早くテント設営が終われば、あとはキャンプを楽しむ時間です。みんなで遊んだり、焚き火を囲んだりしながら思いっきりキャンプを楽しみましょう。

またキャンプは人によって道具が大きく異なります。回数を重ねることで、きっと自分なりの効率の良い方法も見えてくるに違いありません。

ぜひ自分にとって最高のキャンプを見つけてみてください。