みんなの憧れ!カーミットチェアの魅力を徹底解説!
- 2020.08.31
- キャンプギア
あなたは、カーミットチェアというチェアをご存知ですか?
カーミットチェアというメーカーは、アメリカで誕生したメーカーです。最近では日本でも流通量が増え、キャンプ場でも目にすることが多くなってきました。
アメリカでも多くのユーザーから愛され、名作チェアとの呼び声高い商品です。
今回は、筆者が使ってみた感想とともに、カーミットチェアについて細かくご紹介。これさえ読んでおけば、カーミットチェアの魅力が全部わかりますよ。それでは、早速みていくことにしましょう。
カーミットチェア ってどんなメーカー?
カーミットチェアは1984年にアメリカのテネシー州で設立された会社。創設者は元々はIBMでエンジニアをされていた、カーミット・イースタリング氏です。
カーミット氏自身は、バイクでキャンプツーリングすることが多く、当時バイクに携帯できるほどコンパクトで、かつ耐久性に優れたチェアがなかったことがなかったと言います。
そこで、「ないのなら自分に勝手のいいチェアを作ってしまおう」と誕生したのがこのカーミットチェアだと言われています。
カーミットチェアは次第に人気を伸ばし、アメリカだけでなくアジア・ヨーロッパのキャンプシーンでも根強い人気を獲得しました。
その後、2003年に長年のカーミットチェア愛用者のトム・シェリル氏がカーミットチェアを買収し、現在では息子であるミラー・シェリル氏が最高責任者として引き継いでいます。
カーミットチェア の基本情報
それでは早速、カーミットチェアの基本情報をお伝えしていきます。
カラー | 黒、フォレストグリーン、バーガンディ、ネイビー、レッドの5色 |
耐荷重 | 350LB(158kg) |
収納サイズ | 約11 x 16 x 56cm |
組立サイズ | 幅約53 x 高さ約61cm |
座面高 | 約32cm |
重量 | 5.5lbs (2.5kg) |
素材 | オーク材・アルミ(フレーム)・スチール(ボルト)・1,000デニールナイロン |
日本正規取扱店 | https://www.kermitchair.jp/ |
カーミットチェアは、私が確認するところ4種類あり、まずノーマルタイプと背もたれが高いハイバック、座面幅が広いワイド、木の材質がクルミのウォルナットの4つ。
今回は、ノーマルタイプをベースに話を進めていきます。
カーミットチェアの魅力①デザイン性
まずはじめにご紹介するカーミットチェアの魅力は、デザイン性。カーミットチェアの最大の魅力と言っても過言ではないのがこのデザイン性です。
横から見ると深く座れるように腰掛け部へ向かって角度がついており、キャンプで立ったり座ったりしやすい機動性というよりは、くつろぎ重視のチェアだと言えます。
ローチェアなので、焚き火にもピッタリで、背もたれに寄りかかって、焚き火の前に座れば、たちまちリラックスできるでしょう。
また、この滑らかに湾曲した部分も可愛らしくカーミットチェアのアイコン的部分。デザイン性はさることながら、腰掛けた際の背中と太もも部にストレスがかからないような設計となっています。
私はこの記事を書いている最中でもカーミットチェアに座っていますが、長時間座っても、ストレスを感じないのは、この湾曲したフレームのおかげかもしれません。
カーミットチェアの魅力②携帯性
2つ目にご紹介するカーミットチェアの魅力は、携帯性です。もともとカーミットチェアはバイクのツーリングキャンプでも持っていけるようにと設計されたため、非常にコンパクトに折りたたむことができます。
収納袋も強度のあるファブリックを使用しており、傷つきに関してはある程度信用できる強度かと思います。
また、バラバラに解体して収納袋に入れるのが通常の収納スタイルですが、2つに折りたたんでも十分車には積み込める薄さになります。
折りたたむことで、先ほどの湾曲したフレームが取手になって持ちやすくなるのも地味に嬉しいポイントです。
カーミットチェアの魅力③カスタムが豊富
3つ目のカーミットチェアの魅力は、カスタムが豊富であることです。
世界中から愛されているカーミットチェアは人気のあまり、日本でも純正ではありませんが、カーミットチェアをカスタムした例を多数確認することができます。
ここでは、カーミットチェアの奥深きカスタム例を3つご紹介します。
シートの張り替え
まずは、シートの張り替え。最近では色々なメーカーがカーミットチェアの張り替え生地を生産しており、公式では5色展開ですが、お気に入りの張り替えシートに色に変えることで個性を出すことができます。
より満足感のあるチェアになること間違いなしですが、交換するには少し力が必要なのがデメリットです。
エクステンションパーツの取り付け
2つ目はエクステンションパーツのカスタム。こちらは、純正で脚部に取り付けるパーツがあり、これをつけることで座面が上がり、普段のロースタイルとはまた違った雰囲気を楽しめると思います。
座面が上がるため、くつろぎ重視よりも少し機動性が上がります。
また、エクステンションパーツをつけることで、カーミット本体の足部が汚れずに済むのもメリットの一つです。
缶ホルダーやその他の取り付け
最後は、缶ホルダーやソフトボックスを取り付けて利便性を上げるカスタム。
カスタムといっても取り付けるだけなので、非常に簡単です。つければつけるほど、利便性が上がり、動かなくてもある程度のことは椅子上で事足りてしまうことも。
カーミットチェアの魅力④耐久力
4つ目のカーミットチェアの魅力は、華奢な足からは想像できない耐久性の高さです。
一般的なアウトドアのチェアが耐荷重が多くても80kgほどなのに対し、カーミットチェアはなんと対荷重158kg!
アメリカ人の体型などを考えると、この対荷重設定は妥当なものだったかもしれませんね。これが手作りでかつ木製だと言うのですから、さすが「Made in USA」ですね。
また、対荷重だけではなく、このカーミットチェアを覆うウレタンコーティングもカーミットチェアの耐久性に一役買っていて、特筆すべき特徴の一つです。
このウレタン加工は、ダブルマリングレードポリウレタン処理と言って、クルーザーやヨットの木部処理に使われるニスと同じものを使用しており、水・傷・腐食に強いです。
この光沢感は、耐久性だけでなく見た目的にも高級感がそそられるポイントだと思います。
カーミットチェアの気になるところ
ここまで、カーミットチェアの魅力についていくつか紹介してきましたが、ここで使ってみていくつか気になった点をご紹介していきます。
値段が高い
まずは、一般的なキャンプチェアの中でも抜群の値段の高さ。平均的なキャンプチェアが5~6000円であるのに対して、カーミットチェアは28000円と約3万。
決して手に入れやすい金額でないことがわかります。
しかし、キャンプチェアとして買うなら高いかもしれませんが、私の場合は家でも毎日使用し、家具としての機能を持ち合わせているため、30000円でも個人的には満足しています。
組み立てが大変
カーミットチェアはツーリングでも持って行きやすいようかなり袋にコンパクトに収納することができますが、組み立てが他のチェアよりも複雑です。
はじめにバーを両端の突起にはめ込んだ後、写真のように、湾曲したフレームを入れるのですが、金具をずらしてからはめ込む工程が慣れていないと難しく、時間がかかると思いました。
組み立てに手を煩わせたくない方には、向いていないかもしれません。
カーミットチェアはこだわりたい人こそ買うべき
今回カーミットチェアを使ってみて、カーミットチェアは、コンパクトかつ軽量で非常に使いやすい、素晴らしいローチェアであることがわかりました。
デザインが洗練されており、機能性も収納性も文句なし、まさにローチェアの王様ともいうべきチェアだと感じました。
値段こそ高いものの、必ず原価償却できる品質の高さだと思います。この記事を読んで少しでもカーミットチェアの魅力が伝われば幸いです。
-
前の記事
長期キャンプにオススメ!簡単にできる干物づくり③ 2020.08.25
-
次の記事
食材をムダなく消費 実は食べられる食材あれこれ 2020.09.04