ソロキャンパー必見!ソロテントの使い方と魅力をレポート!

ソロキャンパー必見!ソロテントの使い方と魅力をレポート!
ソロテントは移動型のマイホーム

自然の中を自分だけの時間、自分のペースで過ごせることが魅力のソロキャンプ。今回はソロキャンプで欠かせない大事なアイテム、ソロテントについてご紹介します。

ソロテントとは?

愛用のモンベルU.L.ドームシェルター2型

宿泊を伴うアウトドアでは欠かせないテントの中でも「コンパクト性」に優れ、主に単独の使用を想定した作りとなっているのがソロテントです。

上位モデルになれば非常に「軽量」で、テントとは思えない軽さを備えており、設営手順もシンプルで短時間でテントを立てることが出来ます。

ソロテントは「ツーリング」「山岳用」等と用途が分かれており、個人の趣向にも合わせて選べる、まさに移動式夢のマイホームなのです。

ソロテントの魅力

魅力①:コンパクト性

500mlサイズのボトルと比較

複数人仕様のテントの場合、その設営時の面積の広さから、部品が大きくまた部品数も多い事から、ボストンバッグ程のサイズに収納するものが多いです。収納にも時間を要し、上手くたためないと収納袋に元通り入らないことも、初めのうちはよくある悩みです。

ソロテントは部品数が非常に少なく、単独での使用を想定されることから、部品そのものが小さいです。そのため収納時は非常にコンパクトで、日帰り向けのリュックに入れても支障がない程です。

私はキャンプや登山を愛好していますが、積極的にキャンプをするようになったのは、このソロテントのコンパクト性があったからです。

魅力②:軽量性

キャンプ用テントで4人程度の仕様の場合、重量は10kg前後ありますが、ソロテントは非常に軽量なモデルの場合「1kg以下」がラインナップされています。

この数字を見るだけでも驚きますが、実際に持ってみるとソロテントの軽量性に感動するはずです。牛乳パックほぼ1本分で自然の中でくつろげる住空間を確保できると思うと、手放すことは出来なくなります。

私が持っている最軽量のテント(メーカーではシェルターに分類)で1kgを下回っていますが、これがあると「ちょっとそこまで」といった感覚でキャンプ場に向かうことができます。

魅力③:移動が楽チン

キャンプ・登山に使うクロスカブ110

軽量でコンパクトなソロテント。現地での使い勝手が良いのが魅力ですが、どんな移動にも対応できるのが非常に大きな魅力です。

ソロキャンプはひとりで気軽にキャンプ場に行くのが理想ですが、重たくかさ張る道具が多いと、移動は車、しかも休日は渋滞にハマってしまい・・。気軽に行けるはずが気が重くなってしまいますよね。

軽量コンパクトなソロテントがあれば、1人でリュックにソロテントを始めとした道具を入れ、電車や路線バス、タクシーを利用できるようになります。自転車、オートバイも選択肢に入るので、ソロキャンプの魅力を十分に堪能できることは間違いありません。

魅力④:撤収が楽チン

短時間での撤収はストレスゼロ

慣れれば5分以下で設営が出来るソロテント。手順が短いということは、撤収も短時間で行うことが出来ます。

キャンプが終わった後の撤収作業は、なるべく早く終わらせたいですよね。私はソロテントを片付けている時に「面倒だな・・」と思ったことは一度もありません。それは軽くて扱いやすい部品で手順が少ないシンプルな構造であるためで、事前の段取りを組んでいれば、30分もかからないうちにキャンプ場を後にすることが出来ます。

キャンプの始めから終わりまで、ストレスを一切与えないのが、ソロテントです。

魅力⑤:保管で場所を取らない

コンパクトであれば収納にも困らない

道具が増えてくると悩ましくなるのが、その保管場所です。

一通り揃えると部屋をキャンプ道具が占拠するようになり、レンタルコンテナに保管したり、一部を車の中に保管したりと、あの手この手を駆使する必要があることも。

ソロテントはそのコンパクト性から、狭い部屋でも保管しておくことが可能です。省スペースの保管は、ソロテントの隠れた大きな魅力です。

ソロテントの使い方

手順①:スペースを確保する

なるべく広いスペースを確保する

広いスペースを確保して余裕を持った場所で行うと良いです。

オートサイトは整地されていますが、フリーサイトは人の手があまり入っていない自然に近い状態になるので、なるべく平坦な場所で石や枝等を除去し、設営しやすい空間を作り出しておくのがベストです。

ここで横着してしまうと、ゴツゴツとした感触で寝心地が悪くなり目覚めも良くないので、面倒でも丁寧にやっておくのが大切です。

手順②:部品を広げる

スペースを確保できたら、メインである本体生地とポール等、各部品を広げます。

ポールは中にコードが入っているので、広げて少し手を加えれば簡単に接続出来ます。

手順③:本体にポールを通し自立させる

この瞬間がいつも嬉しい

初めてテントを設営する時、この自立させた時が一番感動するところです。

本体生地とポールを接続することでテントが自立します。接続方法はモデルによって異なりますが、大きくは「本体隅にある穴からポールを通す」「本体に付いたフックにポールを掛ける」の2パターンです。

ポールは本体の形に沿ってしなるようになっており、多少の力が加わっても破損することはありません。ただ強引に曲げたりすれば勿論破損するので、接続する際に違和感を感じたら、一度手を止めて手順を確認してみてください。

正しく接続されると、テントが自然と自立します。この瞬間は何度やっても病みつきです。

手順④:フライシートをかける

本体とフライシートで構成されるダブルウォールテント

テントには本体に防水機能が備わった「シングルウォール」と、本体の他、防水機能を持ったフライシートを使う「ダブルウォール」があります。

ダブルウォールは本体が自立したら、上にフライシートをかけます。
フライシートには向きがあるので、適当にかけると入室できなかったり、前室が入り口の反対側になったりと不都合が生じるので、正しい向きになるように付けます。

※現在のモデルは主にダブルウォールで、フライシートがあることで、本体外に靴や汚れ物を置いておける「前室」を作ることが出来ます。雨でも靴を履けたりと何かと便利です。シングルウォールはフライシートが無いので、その分重量が軽くコンパクトになり、設営、撤収時間の短縮等のメリットがあります。

手順⑤:細引きを通しペグダウンする

最も大事な行程

本体にフライシートを取り付けたら、最後に細引きを本体に付け、ペグダウンします。

ペグダウンは、細引きでペグと本体を繋げ、ペグを地面に打ち込むことです。
強風でもテントが吹き飛ばない様にする大事な作業なので、確実に打ち込みます。

ペグは45度〜60度位の角度で打ち込みます。この時地面に石があるとペグが刺さらないので、中の石を除去か、少し位置を変えて打ち直します。

初めはペグを使って強風対策を行いますが、ロープワークを学び設営に慣れれば、近くにある岩や木、枝を使って固定することが出来るようになります。

自然物を使えるようになれば、テント設営の場所も広範囲で選択する事が出来、荷物もペグを省略することが出来ます。

まとめ

ソロテントはキャンプの楽しみを広げ、現代の多様なキャンプスタイルにピッタリのアイテムです。ソロキャンプの他、複数人でキャンプをする場合にも、それぞれキャンプを持ち寄ってテントを披露するのも、それぞれの個性が見れて楽しい時間を過ごせます。

ソロテントはモデルも多く、自分のスタイルや趣向に合わせて選ぶことが出来ます。自分だけのキャンプスタイルを見つける楽しさも、ソロテントの魅力です。夢のマイホームであるソロテント。最適なテントを選んでくださいね。