キャンプの必需品!フライパンの特徴とオススメをレポート!
キャンプで持っていく調理器具。普段家で使っているものを持っていくのも良いですが、出来れば専用の道具を持っていくと、気持ちも上がって楽しいですよね。持ち運びから使っている時、後片付けまでを考えられたアウトドア用のフライパンをご紹介します。
アウトドア用のフライパンとは?
焚火や炭火、ガスバーナーといった、家庭では使わない熱源や道具に対応して作られたのが、アウトドア用のフライパンです。軽く携行性に優れたものから、焚火の強火にも対応できるものまで、多様なアイテムが展開されています。どれも所有欲をくすぐる秀逸なフライパンで、つい買いすぎてしまいます。
アウトドア用フライパンの特徴
特徴①強火にも対応できる
モデルにもよりますが、鉄製で丈夫に作られたフライパンは、焚火の豪快な強火でも使えます。これを活かしたのが、分厚い肉を焼き目を付けて火を通すという、一度見たら虜になる破壊力抜群の調理法です。ちょっとお安めの肉がグレードアップ、良い肉な脳天を貫く旨味が全身を駆け巡ります。
普段、家では油ハネや焚火の強力な火力を使うことは出来ないので、キャンプならではの調理法です。
特徴②軽量
車で乗り付けられるオートサイトでは問題ありませんが、フリーサイトや駐車場からサイトまで遠いキャンプ場では、キャンプ道具を持っていくのがとにかく重労働です。私が幼い頃のキャンプの印象は、まさにこれでした。
現在はキャンプ、登山や渓流釣りなど、移動を伴うアウトドア活動にも対応した軽いフライパンが多くラインナップされていて、他のキャンプ道具と一緒にリュックに入れて、ソロキャンプなら一度の移動でサイトまで荷物を運ぶことが出来ます。
特徴③収納性
限られたスペースに荷物を収納して運べるようになっているのが、家庭用フライパンには無い大きな特徴です。取っ手が外せるタイプは家庭用にもありますが、紛失しない様、取っ手が本体に沿ってたためるようになっています。
今は対策をする様になりましたが、昔は「なんでこれを忘れたのか」という様な道具を忘れることもあったので、アウトドア用フライパンのこの特徴はありがたい機能です。
特徴④洗いやすい
意外と見落としがちな特徴が、使用後の洗浄が非常に楽に出来ます。家庭用のフライパンでは、取っ手と本体を接続するのにネジを使用しているのに対し、鋳鉄の一体成型や一部のフライパンでは凹凸が無いので、細かい汚れも残すこと無く洗い落とすことが出来ます。
屋外で使うアイテムなので、調理中の汚れから土煙など、微粒子も付きやすい調理道具。使用後は隅々まで丁寧に、かつ洗いやすくなっている構造は、アウトドアギアならではの特徴です。
フライパンで出来る調理
「焼いたり炒めたりする道具」という印象があるフライパンですが、ソロキャンプで荷物を減らしたい時、洗い物が面倒だから極力使う道具は少なくしたい時、そんな時にフライパンは頼りになる便利アイテムに変貌します。
調理①揚げる
しっかり火を通したい時や素材本来の味を楽しみたい時にする調理法である揚げ物。フライパンでも問題なく食材を揚げることが出来ます。高温調理になるのでグローブを付けるなどの対策が必要ですが、私はアウトドアで揚げ物が大好きです。山菜を収穫した時、現地で行う天ぷらの味は、新鮮でその場しか味わえない贅沢な自然のご馳走です。
フライパンは広く浅い構造なので加熱時間も短く済むのが特徴です。鍋のようにたっぷりの油で揚げることは出来ないので、分厚い食材の場合は注意します。
調理②煮炊き
蓋があれば炊飯も出来てしまうフライパン。調理できる空間が広いので、簡単な鍋を作ることも楽勝です。取っ手を外せる構造のフライパンであれば、取っ手を外してテーブルに置けば雰囲気も十分。
私は基本的にはご飯物を作りますが、冬の寒い時期は、調理時間が短く、おかずと主食が一度に楽しめる麺物を作る機会が増えます。トロミが付いたカレーうどんは、スパイスで身体が芯から温まる鉄板メニューです。
調理法③焼く
鉄製のフライパンを使った、まさに王道といえる調理法です。家庭用との決定的な違いは「汚れを気にせず高温で一気に焼ける」という点です。
レストランの様な設備で火力を家庭で得るのは難しいですが、焚火を使えば高火力が得られ「外はサクッ、中はジューシー」という理想な焼き加減が実現できます。
調理法④炒める
フライパンの真骨頂である炒めものを、アウトドア用フライパンでも問題なく調理できます。収納性や実用性を考慮しているので、中華鍋の様に丸みは無いので、鍋を回すというよりヘラなどで炒めると良いです。
オススメのフライパン
オススメ①ロッジ・スキレット
キャンプ用調理器具では知らない人はいないほど有名なブランドのロッジ。キャストアイアン(鋳鉄)を使ったこのスキレットは、鉄製調理器具に必要なシーズニングが既に施されているので、お湯で洗えば問題なく使い始めることが出来ます。
王道たるフォルムと十分な厚み、日常使いも出来てIHにも対応。汎用性も非常に高いロッジのスキレットは、「一家にひとつ」と言っても過言ではない、丁寧に使えば末永く愛用できるキャンプアイテムです。
オススメ②mont-bell・アルパインフライパン
私が一番使っているフライパンで、軽量で扱いやすく、内部はフッ素加工で焦げ付きにくく、取っ手はシリコンで、ガスバーナー調理なら素手でも扱える気軽さも魅力です。
旧モデルだと内部が凹凸構造でちょっと扱いづらさがありましたが、フラットタイプになったことで非の打ち所が見つからない、完成度の高いフライパンになりました。個人的にmont-bellの愛用者でもあるので、このフライパンの登場は「待ってました」という感動がありました。
オススメ③ユニフレーム・山フライパン
折りたためる取っ手とストレスのない軽量な本体で収納性、携行性の基本性能をバッチリ押さえたフライパンです。熱源によっては溶ける可能性がある樹脂パーツを使用していないのも個人的には好きなポイントです。
度重なる使用で表面の加工が剥がれていますが、今でも持ち出すことが多い現役選手で、沢山の料理で胃袋を満たしてくれた頼りになる相棒です。オプションも販売され、汎用性も高いフライパンです。
オススメ④MSR・クイックスキレット
取り外し式のハンドルを採用し、抜群の軽量性と取り扱いやすさを実現したフライパンです。折りたたみ式の取っ手は収納性に優れている反面、人によっては持ちにくい場合がありますが、しっかり固定されたハンドルは、ストレス無く調理をしたい人にはオススメです。
私が初めて購入したフライパンで、焚火臭が染み付いたベテラン選手です。
持っておくと良いオススメアイテム
キャンプでフライパンを使っていると、取っ手まで加熱されることは避けられません。「熱すぎて持てなくて食材を焦がした・・」なんて経験はよくあるかと思います。そんな時にグローブを付けるのも良いですが、蒸れや使い回しはちょっと・・という場合に、フライパン用の取っ手をつけると良いです。ひとつ持っておくことをオススメします。
アウトドア用フライパンで美味しい料理を!
アウトドア用のフライパンは、キャンプや登山などで便利に使えるように作られたアイテムで、多様なニーズに対応できる様、豊富なモデルが展開されています。グループかソロか、ガスか焚火かなど、想定するシーンに合わせて持ち出すことで、キャンプが一層楽しくなります。是非、アウトドア用フライパンで美味しい料理を楽しんで下さい。
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