効率的に行うキャンプ撤収のコツ10選!【帰ってからも楽になる】
- 2020.11.26
- キャンプ
楽しかったキャンプも、最後に待っているのが撤収作業!チェックアウトの時間に間に合わせるために、どうしてもバタバタしがちですよね?
スムーズに撤収作業をすすめるためには、コツがあります。コツさえ押さえて片付けを進められれば、決められた時間内に片付けを終え、スマートにキャンプ場を出られますよ!
ということで、本記事ではキャンプの撤収作業のコツについてお伝えしていきます。キャンプの片付けに時間がかかって大変という人や、効率的に撤収作業を行いたい人はぜひチェックしてみてください!
- 1. キャンプの撤収のコツ①効率的に撤収するには段取りがすべて
- 2. キャンプ撤収のコツ②起きたらまずテントの中を片付けて寝具を干す
- 3. キャンプ撤収のコツ③テントは入り口と逆側を開けておく
- 4. キャンプ撤収のコツ④朝ごはんは片付けが少なく済む手軽なものを
- 5. キャンプ撤収のコツ⑤イスも忘れずに干しておく
- 6. キャンプ撤収のコツ⑥テントを裏返して底面を乾かす
- 7. キャンプ撤収のコツ⑦ダッチオーブンの片付けは家でもOK
- 8. キャンプ撤収のコツ⑧荷物は積み込む前にシートに運ぶ
- 9. キャンプ撤収のコツ⑨雨が降ったらテントやタープはゴミ袋に
- 10. キャンプ撤収のコツ⑩雑巾で拭きながら車のトランクに
- 11. まとめ
キャンプの撤収のコツ①効率的に撤収するには段取りがすべて
キャンプの撤収を効率よく行うためには「段取り」が非常に重要になってきます。
段取りができていないと、余計な動きや二度手間が発生するなど、効率の悪さに直結します。ただでさえバタバタする時間帯に効率の悪さまで加わると、チェックアウトの時間に間に合わなくなってしまう可能性も。
そのためチェックアウトの時間から逆算して、あらかじめ片付けの段取りをしておく必要があります。特にキャンプ経験の少ない人は、ぜひ以下の例を参考にして段取りをしてみてください。
<大まかな片付けの段取り (11:00チェックアウトの場合) >
- 6:30 起床
- テント内の荷物や寝具の整理、及び朝食の準備
- 7:30 朝食
- 朝食の片付け、焚き火台、コンロの片付け
- 8:30 小物の片付け
- ランタン、棚、コンテナ片付け
- 9:30 テント・タープの撤収
- ペグやガイロープ、ランタンスタンド、ポールの片付けも
- テーブル、イスの片付け
- 10:30 荷物の積み込み
- 11:00 チェックアウト
キャンプ撤収のコツ②起きたらまずテントの中を片付けて寝具を干す
キャンプの朝は朝日を見ながらコーヒーでものんで、ゆっくりしたいものですよね。しかしコーヒーを飲む前に、やるべきことがあります!
朝起きて着替えたら、まずテントの中を片付けて寝袋やマットを干しましょう。なぜならたとえ冬場であっても、人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれており、そのまましまってしまうとカビの発生の原因になります。
また帰ってから干し直すという人もいるでしょうが、キャンプ場でやってしまえば帰ってからの作業が大幅に減らせます。
車の扉やボンネットを利用して、朝食が終わるまでの1時間ほど干しておくといいでしょう。
キャンプ撤収のコツ③テントは入り口と逆側を開けておく
テントに宿泊した全員が目を覚まして寝袋やマットが干せたら、次にテントの入口と逆側を開けておきましょう。なぜならテント内に風を通すためです。
あまり気付きませんが、テントで寝たあとは湿気が非常に多くなっています。人の呼吸や汗などの湿気もありますし、寒くなってくる時期だとテント内が結露する場合もあります。
そのままテントをしまうと、カビの発生にもつながって不衛生ですよね。そのため、中に風を通してテント内を乾かしておきます。
一度乾かしておけば帰って広げる必要もないし、次回キャンプに来た時も気持ちよく使えます!
キャンプ撤収のコツ④朝ごはんは片付けが少なく済む手軽なものを
キャンプでご飯をイメージすると、何かと時間と手間をかけたものが多いかもしれません。しかしキャンプ撤収日の朝食としてはナンセンスです。
基本的には次の条件を満たすような朝食を準備しましょう。
- 調理器具を使わずに作れる
- 炭火を使わずに作れる
- お皿を使わずに置ける
- 手で持って食べられる
たとえば「サンドイッチ」であれば、ハムやチーズをパンに挟むだけで調理完了です。アルミホイルや紙皿で食べてもいいですね。
またホットドッグを入れた牛乳パックを燃やして調理する「カートンドッグ」であれば、炭や薪の準備や片付けは必要なくなるのでおすすめです。
どうしても炭火を使いたければ、使い切りタイプのバーベキューコンロなどを利用するといいでしょう。最近は100均でも販売されています。
キャンプ撤収のコツ⑤イスも忘れずに干しておく
朝食を食べて朝日が差してきたら、二日間使ったイスも忘れずに干しておきます。
特に布製のアウトドアチェアは、汗や湿気を吸っています。少しでも清潔に長持ちさせるためにも、忘れずに干しておきましょう。
またアウトドアチェアやテーブルは疲れた時の休憩や着替え、小物置きにも利用できますので、できるだけ片付けるのを後に回すのがおすすめです。
キャンプ撤収のコツ⑥テントを裏返して底面を乾かす
どんなに晴れた日のキャンプでもテントの裏側は湿っています。特に地面が芝の場合は、触ってわかるぐらい濡れていることも多いでしょう。
朝起きてすぐにテントの入り口と逆側を開けておけば、朝食が終わるころには1時間くらいは風を通せているはず。テント内がしっかりと乾燥していれば、次はテントの裏を乾かしましょう。
太陽が照っている場所であれば直射日光に当てたいですが、曇っていても問題ありません。風に当ててしっかりと乾かしてあげましょう。
注意点は風に飛ばされないように気を付けることです。隣のサイトの邪魔になったり、他人の車にぶつかったりしては問題ですからね。心配な場合は、木やフェンスに囲われた場所で乾かすといいでしょう。
キャンプ撤収のコツ⑦ダッチオーブンの片付けは家でもOK
ダッチオーブンなど片付けに時間がかかるものについては、家に帰ってから手入れをするというのも手です。
最近は本格的なアウトドア料理が作れるため、ダッチオーブンを利用する人も増えてきました。しかし問題は片付けに手間がかかることです。
ダッチオーブンは洗剤を使わずに洗うため、お湯を沸かしたり、たわしでこすったり、油をぬったりする手間が発生します。本来であれば、サビを防ぐためにもすぐに手入れするのが基本ですが、どうしても時間がないときは思い切って家に帰ってから手入れするのもありです。
中に入った料理の残りは別の容器や牛乳パックに入れて持ち帰るなり、その場で破棄するなりします。あとはある程度の汚れを拭き取ったら、そのまま新聞紙に包んで持ち帰ってしまいましょう。
キャンプ撤収のコツ⑧荷物は積み込む前にシートに運ぶ
朝食の片付けやテントの乾燥ができたら、あとは荷物をどんどん片付けて車に運んでいきます。
ポイントはこのタイミングでトランクに乗せないということです。今までの経験上、運んだ荷物をそのままトランクに入れていくとどうしても最後に入り切らず、荷物の積み直しの作業が発生します。
多くの荷物をトランクに積むために、自分なりの積み込み方があるという人がほとんどでしょう。そのため運んだ順番に積み込んでいくと、どうしても入り切らなくなったり、帰った後に取り出しにくくなったりする可能性が高くなるのです。
おすすめは車の近くにシートを広げてとりあえずそこに運んでいく方法です。こうすることで積み込み直しという二度手間が発生しなくなります。重いものはなるべく車の近くに置くと、積み込み作業が楽になるでしょう。
キャンプ撤収のコツ⑨雨が降ったらテントやタープはゴミ袋に
荷物が運び終わったら、広いスペースでテントやタープをしまっていきますが、問題は雨が降っている場合です。
雨が降っているからといってテントやタープを片付けないわけにはいかないし、かといってキレイに畳んで持ち帰るのはかなり難しいでしょう。
そんなときはあきらめて、すべてゴミ袋に入れてしまいましょう。どうせ家に帰ってから広げて乾かすので、きれいにたたむ必要もありません。
よほど大きなテントやタープであっても、45リットルのゴミ袋であれば入れられます。キャンプに行くときは、常にゴミ袋を常備しておくと安心ですね。
キャンプ撤収のコツ⑩雑巾で拭きながら車のトランクに
テントやタープが片付けられたら、荷物をトランクに積み込んでいきます。このとき、いらない布巾を雑巾代わりにしてかんたんに拭いていくといいでしょう。
ここである程度きれいにして持ち帰ることができれば、家に帰ってから道具のメンテナンスをする手間がいっきに減ります。特に机やイス、コンテナ、クーラーボックスなど土が着いたところはしっかりと拭いておけば、車の中が汚れなくなりますよ。
ちなみにわが家では、家で使っていて古くなった布巾を2~3枚持っていきます。日中はその布巾でテーブルなどを拭き、片付け時には雑巾として利用します。汚れた布巾はそのまま捨ててこられるので、とっても便利ですよ。
まとめ
本記事では効率的にキャンプの撤収を行うコツについてお伝えしてきました。
時間がかかって大変そうに思えるキャンプの撤収も、しっかりと段取りをして効率的に行えば余裕を持ってチェックアウトできます。また家に帰ってからの片付けや、次キャンプに行くときの作業も楽で快適なものになります。
特に小さな子どもを連れたキャンプは、子どもの対応で時間を取られることも多いです。ぜひ時間と心にゆとりをもって、笑顔があふれる楽しいキャンプにしましょう。
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